私自身は、セキュリティは最優先の判断材料ではないと考えています。前述のとおり、FesRegi は全校生徒の個人情報を預かるシステムではないためです。学校が本当に確認すべきなのは、次の 3 点だと考えております。
01
当日、途中で止まらないか
本番サーバーへの負荷試験の実測値でお答えします。
02
使いやすいか
学校にある端末がそのままレジになり、集計は自動で終わります。
03
来年以降も続くのか
実績・収益の基盤・データの持ち出しやすさでお答えします。
① 当日、途中で止まらないか
文化祭は 1 年に 1 度で、やり直しがききません。「たぶん大丈夫です」ではご判断いただけないと考え、実際に運用している本番サーバーに対して、限界まで負荷をかける試験を行いました(2026年8月20日 実施)。
一般的な高校の文化祭で食品を扱う模擬店は 20〜40 店ほどかと思います。仮に 30 店とすると、問題なく動いた 600 模擬店はその 20 倍にあたります。しかもこの試験は、FesRegi がこれまでに経験した最も混雑した瞬間と比べて、注文のペースで約 65 倍、1 模擬店あたりの接続台数で 4〜6 倍という条件です。1 校でお使いいただく分には、かなりの余裕があるとお考えいただいて差し支えありません。
なお、600 模擬店より上は測定した側の回線が先に限界に達したため、まだ測れていません。サーバーには余力が残っていましたが、測れていないことを測れたようには書けませんので、秋の文化祭シーズン終了後に環境を整えて 2 回目を実施し、結果を公開いたします。
そのうえで正直に申し上げますと、実運用でいちばん詰まりやすいのはサーバーではなく校内 Wi-Fi です。30 模擬店が同じアクセスポイントを共有すると、サーバーより先に校内のネットワークが限界を迎えます。レジ端末を複数のアクセスポイントに分散し、一部の端末でモバイル回線を予備に用意していただくのが確実です。事前に本番と同じ場所・同じ時間帯で通信テストを行っていただくことを強くおすすめします。
② 使いやすいか
端末を新しく購入していただく必要はありません。学校の iPad・Chromebook・PC、生徒の iPhone・Android がそのままレジになります
専用のレジ端末・カードリーダー・バーコードスキャナは不要です
iPhone・iPad は App Store のアプリ、Chromebook・PC・Android はブラウザからそのまま動きます
レジ・キッチンへの調理指示・モバイルオーダー・売上集計が 1 つで完結し、Excel との併用が要りません
閉祭時点で集計が終わっています。ダッシュボードを見るだけで売上・注文数がわかるため、生徒が集計作業に追われずに済みます
完全無料のため事前に何度でも練習でき、練習データは初期化して本番に臨めます
文化祭実行委員会・生徒会用の管理画面があり、全模擬店の一括登録・設定変更・売上のリアルタイム確認ができます
委員会側で各模擬店の設定をロックする機能もあるため、生徒が誤って設定を変えてしまう事故を防げます
来場者は、アプリのダウンロードなしで注文できます
来場者のモバイルオーダーは、iPhone であれば模擬店の QR コードを読み取るだけで注文画面が開きます。App Store からアプリをダウンロードしていただく必要はありません(Apple の「App Clip」という仕組みを使っています)。行列の途中でダウンロードを待たせることがありません。
なぜ Web ページではなく App Clip なのか
注文した来場者に通知を届けるためです。調理の進み具合が iPhone のロック画面とダイナミックアイランドに表示されます
模擬店が「呼び出し」を押すと、来場者の手元に通知が届きます。カウンターの前で待たせずに済みます
この体験は通常の Web ページでは実現できないため、App Clip を選んでいます
FesRegi のアプリを既にインストールしている端末では、App Clip ではなくアプリ本体が起動します(iOS の仕様です)
App Clip の体験をご確認いただく場合は、一度アプリをアンインストールしてからお試しください
実際に触っていただくのが一番わかりやすいので、ぜひ一度ご体験ください
③ 来年以降も続くのか
まず、これまでの利用実績です。現在までに全国 234 校・407 模擬店にご登録いただき、22,314 件の注文を処理しました(この数字はサーバーの集計から自動で更新しています)。決して多い数字ではありませんが、2026 年春に使い始めた模擬店が、途中で紙の会計に戻ることなく最後まで FesRegi で終えられた、という事実はございます。2026 年秋のシーズンは現在進行中です。
そのうえで、私が大学生である以上、将来的に運営を続けられなくなる可能性はゼロではありません。この点は正直にお伝えします。
FesRegi を完全無料で提供し続けられているのは、協賛してくださるスポンサーに支えられているからです。学校からは一切費用をいただかず、協賛による収益で運営しています。この基盤があるからこそ、来年以降も無料のまま続けられます。
導入いただいたうえで、学校名を公表し、導入事例としてご紹介させていただけないでしょうか。掲載の可否は貴校のご意向を最優先します
Instagram の FesRegi 公式アカウントとコラボ投稿という形で、文化祭での利用の様子を発信していただけると嬉しいです
もしよろしければ、先生方ご自身にもサポーターとしてご支援いただけますと、大変ありがたく存じます
FesRegi の認知が広がるほど、協賛してくださる企業を獲得できる可能性が上がります。それが、全国の学校へ完全無料で提供し続けることに直接つながると考えております。もちろん、いずれも任意のお願いであり、導入や利用の条件ではありません。