文化祭模擬店の売上報告書の書き方|テンプレート・記入例つき
最終更新: 2026年7月23日 ・ 提供: FesRegi
文化祭が終わってホッとしたのも束の間、会計係には最後の仕事——売上報告書(決算)の作成が残っています。「何を書けばいいのか分からない」「経費に何を入れる?」「利益ってどう出すの?」と、 提出直前に手が止まる人は少なくありません。
この記事では、文化祭の模擬店の売上報告書をそのまま真似できるテンプレートと、数字入りの記入例つきで解説します。売上高・経費内訳・利益・原価率・商品別販売数・所感まで、各欄に何をどう書くか、 経費の計上範囲、提出形式の選び方、よくあるミスまで一通り。学園祭・大学祭の模擬店でも同じ型が使えます。
この記事の結論
文化祭の売上報告書は「①売上高 → ②経費 → ③利益 → ④商品別販売数 → ⑤所感」の順に並べれば、そのまま 提出できます。難しい簿記は不要です。会計をアプリで記録していれば①④は自動で出るので、手持ちの端末が 無料でレジになる FesRegi のようなPOSレジを使うと、報告書は経費と所感を足すだけで完成します。要点は次の4つ。
骨格は「収入(売上)・支出(経費)・差引(利益)」の3ブロック + 商品別 + 所感。この6要素をそろえれば提出できる報告書になる。
経費は材料費・容器/備品・レンタル代。釣り銭の元金は経費でも売上でもない。元金を混ぜるのが決算で最も多い間違い。
利益 = 売上高 − 経費。原価率 = 材料費 ÷ 売上高。所感は「数字 + なぜ + 来年こうする」で翌年に効く形に。
提出形式は紙/Excel/PDFのどれでも可。まず委員会の指定様式を確認。根拠データ(集計)が残っていれば作成は速い。
そもそも売上報告書(決算)とは?なぜ書くのか
売上報告書は、模擬店の「いくら売れて・いくら使って・いくら残ったか」を1枚にまとめた文書です。「決算書」「収支報告書」「会計報告」と呼ばれることもありますが、模擬店で求められる中身はほぼ同じで、 企業の決算書のように厳密な簿記は必要ありません。
書く目的は主に3つです。1つ目は提出。多くの学校で、模擬店を出したクラスは顧問の先生や実行委員会に会計報告を出す決まりになっています。 2つ目は振り返り。利益や原価率、売れ筋を数字で確認すると、価格や仕入れ量が適切だったかが分かります。3つ目は翌年への引き継ぎ。来年の後輩が「何がどれだけ売れたか」「どこで失敗したか」を知る、一番役立つ資料になります。
つまり報告書は「出して終わり」ではなく、来年の成功のための記録でもあります。だからこそ、数字を並べるだけで なく、後半で触れる所感・反省まで書ききることに価値があります。
売上報告書に必ず入れる6つの要素
様式が自由な場合でも、次の6つを入れておけば「提出できる報告書」になります。この6つがテンプレの骨格です。
店名・クラス・開催日・会計担当者。表紙にあたる部分
その日いくら売れたか(総額)。決済方法別に分けると丁寧
①〜④が「お金の報告」、⑤⑥が「振り返りと引き継ぎ」です。提出だけが目的なら①〜④で足りますが、翌年に 活かすなら⑤⑥まで書くと報告書の価値が一段上がります。次のセクションで、この6要素をそのまま並べた テンプレートを載せます。
【コピペ可】文化祭 売上報告書テンプレート
下のテンプレートをそのまま書き写し、〔 〕を自分の店の数字に置き換えれば報告書になります。紙・Excel・ Googleドキュメントのどれでも同じ型が使えます。
──────────────────────
文化祭 模擬店 売上報告書
──────────────────────
店名/クラス:〔 〕
開催日:〔 年 月 日〕(〔1日目/2日目〕)
会計担当:〔 〕
■ 売上高(収入)
総売上:〔 〕円
(内訳)現金:〔 〕円/キャッシュレス:〔 〕円
■ 経費(支出)
材料費:〔 〕円
容器・消耗品:〔 〕円
備品レンタル:〔 〕円
装飾・その他:〔 〕円
経費合計:〔 〕円
■ 損益
利益(売上高 − 経費):〔 〕円
原価率(材料費 ÷ 売上高):〔 〕%
■ 商品別販売数
〔商品名〕:〔 〕個(〔 〕円)
〔商品名〕:〔 〕個(〔 〕円)
…
■ 所感・反省
・よかった点:〔 〕
・改善点:〔 〕
・来年への提案:〔 〕
──────────────────────
Excelで作る場合は、この見出しをそのまま行として並べ、金額のセルに数式(経費合計は=SUM(…)、利益は=売上高−経費合計)を入れると、打ち間違いが減り翌年も使い回せます。集計のやり方そのものは、売上集計の記事で詳しく解説します。
記入例で見る書き方(焼きそば店の例)
テンプレだけだとイメージしにくいので、架空の焼きそば店を例に、数字を入れて1枚を完成させてみます (金額はすべて説明用の一例です)。
■ 売上高(商品別)
■ 経費(支出)
■ 損益
この例では、総売上111,000円・経費49,000円で、 利益は62,000円、原価率は約34%となりました。ここに「焼きそばが14時前に完売した」などの所感を添えれば1枚が完成します。以下、つまずき やすい3点を補足します。
経費に入れるもの・入れないもの
経費は「売上を生むために実際に払ったお金」だけを入れます。特に間違いやすいのが、釣り銭の元金です。元金は 一時的に用意して最後に回収するお金なので、売上にも経費にも含めません。
利益と原価率の計算
計算はシンプルで、利益 = 売上高 − 経費、原価率 = 材料費 ÷ 売上高の2つだけです。原価率でよくある間違いが、分母を売上高でなく経費や仕入れ総額にしてしまうこと。分母は 必ず売上高にします。文化祭の飲食模擬店では、原価率はおおむね30〜50%程度に収まることが多いとされます (2026年時点の一般的な目安・例)。ただし、売れ残って廃棄した材料も実質のコストなので、「原価率○%(廃棄を含むと△%)」と一言添えると、翌年の仕入れ量の判断に役立ちます。
所感・反省の書き方
所感は「楽しかった」だけの感想文にしないのがコツです。〈起きたこと(数字)〉+〈なぜ〉+〈来年こうする〉の形で書くと、翌年の後輩がそのまま使える引き継ぎになります。たとえば「焼きそばが14時前に完売した(仕込みが 少なかった)ので、来年は1.5倍仕込む」「ジュースが余った(単価が高め+日陰で寒かった)ので価格か仕入れを 見直す」のように、運営面の気づき(混んだ時間帯・行列・釣り銭の過不足)も残しておくと価値が高くなります。
提出形式の選び方(紙 / Excel / PDF)
まず最初に、提出先(顧問の先生や実行委員会)に指定様式があるかを確認してください。指定があればそれが最優先です。指定がなければ、次を目安に選びます。
手書き(紙)— 小規模ならこれで十分
商品が1〜2種類の小規模店なら、テンプレを紙に書き写すだけで足ります。電卓で合計を出し、レシートを添えれば 立派な報告書です。提出も原本を渡すだけで完結します。
Excel / スプレッドシート — 数字が多い店・翌年の使い回しに
合計や利益を数式で自動計算でき、打ち間違いが減ります。翌年の後輩がそのまま流用できるのも利点です。 共同編集したいならGoogleスプレッドシートが便利です。
PDF — メールやフォーム提出を求められたとき
ExcelやドキュメントをPDFに書き出せば、レイアウトを崩さず提出できます。オンライン提出(メール・Googleフォーム) を指定された場合に向きます。
どの形式でも、大事なのは売上高と商品別販売数の「根拠データ」が手元に残っていることです。根拠さえあれば形式は自由に選べ、短時間で作れます。
売上報告書でよくあるミスと対策
報告書でつまずくポイントは、だいたい決まっています。先回りして対策しておけば、提出直前に慌てずに済みます。
売上=会計した金額のみ。元金は最初に別で引いておく
数字に理由を添える(なぜ売れた/余ったか+翌年提案)
会計と同時に販売数が残る記録方法にする(アプリは自動)
見比べると分かるとおり、ミスの多くは「元金と売上の混同」と「根拠データの記録漏れ」から生まれます。締めのときに元金を最初に分け、会計と同時に販売数が残る仕組みにしておけば、この表のミスの 大半をまとめて防げます。なお、税金(所得税・消費税)の扱いが必要かどうかは学校や自治体によって異なるので、 気になる場合は必ず提出先や自治体に確認してください。
集計が自動なら報告書は数分:文化祭のために作られたFesRegi
ここまでの報告書づくりで一番重いのは、終わってから伝票を集めて売上と販売数を数え直す工程です。会計の時点で数字が残っていれば、この数え直しがまるごと消えます。それを無料で実現するのが、 手持ちのスマホ・iPad・PCがそのままレジになるPOSレジアプリで、そのひとつがFesRegiです。FesRegiは現役の学生が「自分たちの文化祭の会計と報告書づくりを楽にしたい」という理由で作り、実際に本番で運用しているPOSレジで、この記事で書いてきた報告書の悩みに次のように対応します。
売上高・商品別販売数が自動で集計される
商品をタップして会計するたびに、報告書の②売上高と⑤商品別販売数が自動でたまります。締めの数え直しがいらず、 あとは経費と所感を足すだけで報告書がほぼ完成します。
決済方法別・複数レジ・複数日の内訳もそのまま
現金とキャッシュレスを分けて記録でき、同じ店の複数端末の売上は自動で合算。1日目/2日目の切り替えにも対応 するので、報告書の内訳欄をそのまま埋められます。
委員会なら全店の売上を本部から一覧
文化祭委員会向けのアカウントを使えば、各模擬店の売上・注文数を本部の画面からリアルタイムで確認でき、 報告書を各店から集めて合算する作業そのものが不要になります。
完全無料・スポンサーに支えられた運営
月額0円・端末追加0円・売上手数料0円。サーバー代などの運営コストは、文化祭や学生を応援するスポンサー企業の 協賛でまかなわれていて、その分を学生に負担させない仕組みです。だから、あとから課金される心配なく使えます。
始め方はシンプルで、トップページの「無料で始める」から「ゲストで参加」を選べば、会員登録もGoogleアカウントも 不要ですぐ使えます(Google・Appleでの開始やあとからの連携も可能)。文化祭当日の朝に思い立っても間に合います。
なお、アプリを使う場合でも、経費の集計と所感の記入は前半のとおり自分で整える必要があります。アプリが自動化してくれるのは売上側の数字なので、経費のレシートを保管しておくこと、所感を 「数字+なぜ+来年」で書くことは、どの方法でも変わらず大切です。
よくある質問
経費には何を入れますか?釣り銭の元金は経費に含めますか?
売上報告書はエクセルと手書きのどちらがいいですか?
委員会で全模擬店の売上報告をまとめて出すにはどうすればいいですか?
なぜ FesRegi は文化祭で無料で使えるのですか?
売上報告書の作成を無料で楽にする方法はありますか?
まとめ
文化祭の売上報告書は、「売上高 → 経費 → 利益 → 商品別販売数 → 所感」の6要素を並べるだけで提出できる形になります。難しい簿記は不要で、利益=売上−経費、原価率=材料費÷売上高の2つの計算が分かれば 十分です。釣り銭の元金を混ぜないこと、経費のレシートを保管すること、所感を「数字+なぜ+来年」で書くこと—— この3点を押さえれば、初めての会計係でも報告書を作りきれます。
報告書づくりを楽にする最大のコツは、当日の会計時点で売上と販売数の根拠を残しておくことです。会計するだけで 集計が残る無料POSレジアプリを使えば、締めの数え直しがなくなり、報告書は経費と所感を足すだけで完成します。 文化祭のために作られたFesRegiもそのひとつなので、本番前に一度、商品登録と会計の流れを試しておくと安心です。
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